前後左右、東西南北
本日から、マスクをして距離を保ちながらのレッスンを開始しました。
以前から、指導したかったことの1つ。
動いて方向感覚!
一緒に動きながら指導していたため、指導の様子の画像はありませんので、悪しからず。イメージ画像のみ。
なぜ
東西南北を学習するのか?
Aちゃんは、今年度は4年生。
Aちゃんが3年生の頃、
「社会科で、日本地図や都道府県名の勉強が始まるので、大丈夫かな。」
と話されていたこともあったので、社会科に関連づいているであろう東西南北を、楽しく学べるよう指導計画を立てたというわけです。
かと言って、机上での中国語学習として東西南北を指導するのは得策ではないと思ったため、全身を使って楽しく学べる学習方法を考案いたいました。
ざっくりと内容をお伝えすると
(手順)
1、交差する部分に、Aちゃんが立つ。
2、リズム動作開始 (テンポキープ必須)
3、中国語(方向指示)を聞いて、ステップする。
まずは、前後左右から。
前後左右は、3月に少しだけ発音を少しだけ学習したので、覚えているかどうか?と思って臨みました。
左右は、覚えていました。前後は、中国語を聞いて「はっ」とした様子。
カラダを動かしながら、頭をフル稼働しつつ、リズム動作。
徐々に慣れてきたので、難しいかどうかを問いかけると「大丈夫」とのこと。
いよいよ本題に!
東西南北の呼び名を、中国語でまずは説明。
方向感覚は体感して学ぶのが一番!
こんな緑の深い場所に迷い込んだ時にも、役立つかもしれません。
前後左右と比較すると、やや難しい様子が見受けられました。
ゆっくりのテンポであれば、できますが、左右前後のリズム動作と比較すると、どうしても遅れがち。
どの言語学習にもいえますが、リズムに合わせられるかどうかがレベルアップには欠かせません。
リズムに合わせて発音したり、会話をできるようにする創意工夫をするのが、指導者の役割だと常々考えております。
レッスンの途中で、感じたこと。それは、
方向感覚に慣れるまでは、方位磁石を使って確認しながら行う方がベターであることです。
今何時?
6月10日は、時の記念日ということになぞらえて時計の読み方を中国語で学習。
今回の学習のアシスタントは、草莓。
音声を流せませんが、これはおもちゃではなく楽器。苺の形をしたマラカスです!
かおり先生:「几点?」(何時?)
Aちゃん :「○点。」(○時)
こういった会話のやりとりを楽しむときに、活躍してくれるのでは?と考えて今日はアシスタントとして、苺のマラカスを使って指導しました。
具体的には・・
「几点?」
と質問するのと同時に、マラカスの音は、ボンボン時計などの音に見立てて、マラカスを数回鳴らします。
マラカスを振る音の数をだけを聞いて、その数を当てる。
5回なら、5点(5時)8回なら、8時(8時)という要領です。
やはり、パーカッションの音には反応が良いです。
実は、Aちゃんは「時計の読み方」に対して少し苦手意識があったようで、開始する時は、乗り気ではなかったので一瞬どうしようかと思いました。しかし、このマラカスが功を奏して楽しい学習へと好転したように感じます。
こんな気分!
気持ちが乗って、楽しく時計の読み方を理解できたAちゃん。ニコニコしながら、
「マラカスを鳴らしたい」
というリクエストをするのでした。リクエストにお応えして手渡すと・・・
「私が先生になる」
というのです。Aちゃんは、このセリフをよく使います。
私は素直に応じました。なぜなら、教える側になることで学ぶこともとても多いからです。
Aちゃんが先生役というキャスティングで、早速開始してみることに。
「几点?」
と聞いたあとに、Aちゃんはマラカスを鳴らしますがマラカスは少しでもブレるとすぐ音がなってしまいます。扱いには注意をしないと、うっかりと鳴ってしまうという特徴があります。合奏などで楽しむには、手軽なマラカス。
しかし、手軽な故にマラカス音を正しく聞こうとすると、鳴らす側も聴く側も注意が必要なのだと改めて気づかされました。生徒役をやってみなければ、気づかなかったことかもしれません。
この点については、Aちゃんには次回復習を兼ねて、しっかりと伝える予定です。
だれがどうする?
大好きな動物の名前を中国語で学習開始。
簡単な動詞を使って、会話練習。
我最喜欢大象
斑马吃草莓
长劲鹿要胡萝卜
などなど。
動物名を変化させることで、簡単な文章を作って発表しあうということを行いました。動詞の語彙数はまだまだ少ないので、今後はもう少し力を入れたいところ。
Aちゃんの好きな中国語の動物カードを片つける時、
「今天几月几号?」
「星期几?」
など、日頃使う中国語での質問をすると手を止めて考えて、正確に答えられました。
とっさに質問されたことも
自然に答えられるようになると良いな・・と思ってレッスンをしております。
レッスンの最後は
Aちゃんのお気に入りの、チャンツのCDで好きな動きをしながら大きな声で中国語を本気で楽しみました。私の動きは、多分コメディアンみたいに見えただろうと感じます。が、笑い声は溢れていたので良かったのではないかと感じました。
次回は、絵本の読み聞かせもやりたいな・・