このタイトルはまさに、たった今思いつきました。
今回のレッスンに臨むにあたり、お母様には以下の3つの準備物をお願いしておりました。
1、歯ブラシ
2、コップ
3、タオル
一見、中国語には何の関係もないのでは?と思われたかもしれません。が、そうではありません。
絵カードを使うことの多い指導方法は、対面レッスンには非常に有効です。しかし、オンラインレッスンの場合では、やや面白味がないのかな・・と感じることもあります。
聴く→話す→ほめられる→もっとがんばれる、このサイクルが理想だと考え、日々指導に取り入れております。また、そのことは保護者の皆様にも、理解していただいております。
このサイクルを、オンラインレッスンであっても効果を得られるには?
今回考えたのが、この方法。思い切って、手書きの絵にしてみました。限られた時間での描写のため、完成度・芸術性などは、ノーコメントでお願いします。
この指導法を最小限の文章として示すと、以下のようになります。
聴く→話す(発音)→歩く→さがす→先生に見せる→話す(発音)という行動によって、自発的に耳・口・足・手・口という体全体で、お買い物ごっこをしている感覚で動いて楽しむ中国語経験ができるという、世にも珍しい?カリキュラムです。
「レッスン直前までは、楽しみにしていたのですよ。」というお母様に言われて、ホッとしたのも束の間。Sくんはすぐに乗り気にはなれないように見受けられたので、まずは私の私物である歯ブラシ・コップ・タオルの現物を見せて急ぎ足で中国語で紹介。
手短に紹介だけして、次のカリキュラムへと進んだのでした。
絵本の読み聞かせ
今回は、動物の名前を覚えることを中心にレッスンを進めようと考えていたので、絵本も動物関連のものを選択。
できるだけ、まねすることの楽しさを体感できるように、言葉がけには工夫を凝らしました。
中国語がうまく話せたらほめるのではなく、まずは中国語っぽく話せたら大いにほめる。
もちろん理想は、綺麗な中国語を話せることです。しかしそれは最終目的であって、現時点では「楽しい」「やってみたい」を引き出す段階です。
Sくんは、絵本の中の世界に短い時間であっても集中できる。そして、興味を持って参加できること。
zoomの向こう側で、声も高らかに笑い、私から見て、笑顔も多く感じました。
zoomに慣れる。レッスンに慣れる。先生に慣れる。一度に色々なことに出会ったわけですが、適応しつつあるのではないか?と感じております。
まねっこじゃんけん
どうぶつのなまえをおぼえよう
音声動画を見たあとに、こちらから質問。
かおり先生:「だれがいたのかな?」
Sくん:「猫(mao)」
大好きな猫をちゃんと発音できて、良かった。お母様も喜んでみえました。
さてさて。。。 今日のテーマに戻ろうかな・・
「お口をキレイに!」
楽しい活動を経験して、少しずつ乗ってきたところで最初に試みたカリキュラムを再チャレンジ。
「牙刷」「杯子」「毛巾」3つのお題に、Sくんは楽しげな反応を示し始め、別室に置いてあるSくんの歯磨き道具各種を、取りに行き持ち帰り私に見せて中国語で発音。そして、最後は。。準備してあったカゴに入れる。
よく、できました!
激励の言葉を伝えてから、最後のごほうび。
ひこうきのまねっこ
身体全体を使って楽しく学習。
何を学習するのかと言うと、声調。
心も体もリラックスできていたのか、最後の最後までしっかりと3つの母音を発音することができていました。このカリキュラムも同様に、現段階では楽しく参加することに重きを置いております。
30分という時間。きっと長く感じることでしょう。
しかし、Sくんはよくがんばりました。そして、お母様も隣で適切なサポートを心がけてくださり。。とても有意義なレッスンになった・・そう感じました。
次回のレッスンも、とても楽しみです。