9月21日は、Tくんの誕生日。
そして、レッスン日の今日は祝日ということで、昼間は誕生日パーティーをしてもらっていたようです。
祝你生日快乐!
先週、サプライズでお祝いの動画を画面共有したのですが、ちょっと早すぎた?と思ったので、お祝い動画を少しばかり編集して、レッスン前にお母様に送信させていただきました。
どんな動画かというと
対面レッスンのAちゃんといっしょにハッピーバースデーの歌をプレゼント動画撮影したもの。
お祝いの気持ちが伝わると良いな・・
それから、近いうちに生徒たち同士がzoomで中国語交流できる場を作りたい!と考えているので、そのきっかけづくりにもなるのでは?という思いもあります。
お祝いの音のプレゼント
ちゃ・chat・チャイニーズは、自宅兼教室は2階に存在します。
1階は、虹橋音楽教室。
このティンシャを特別に拝借。zoomだとだとどんな風に聴こえるかな?喜んでもらえるかな?などなど、ワクワクしながら、祝你生日快乐のメッセージと共にこの不思議な楽器を鳴らすことに。
「何それ?」
「どうやって鳴らすの?
予想以上の反応。
「近づけてみて」
至近距離に近づけて、鳴らしてみるとそれはそれは不思議そうにして、予想以上に響き渡った様子に私もうれしくなりました。
モチベーションが上がったところで、早速レッスンを開始。
この質問に対しては、ばっちり答えられました。
さすがは、お誕生日を迎えたTくん。なかなかカッコ良いですね。。
しゅくだいチェック
家族の好きな果物は何か?をインタビューして、中国語で表現。
イメージ画像がなかなかないため、手っ取り早く絵を描いてみました。
Tくんの宿題の進捗状況はというと、2割程度の完成度。
今回のしゅくだいは、中国語で話す練習ではなく、日本語でインタビューしたこと(果物の名前)を、中国語で書くという内容。
書いたことをまとめるレポートは、すでにPDFで送信済。イメージ画像は、以下の通り。
この画像は、私の保管用なのでTくんの作成したレポートではありません。
インタビューの内容は、「好きな果物」「嫌いな果物」。
レッスン時に、お母様は別室にいらしたので、Tくんが聞き忘れていた「お母さんの嫌いな果物は何か?」のインタビューはどうにかできそうだなと思っていると、すでにその時はTくんは駆け足でインタビューに向かいました。そして、聞いた内容を私に報告。
かおり先生「だれが?」
Tくん「妈妈」
かおり先生「好きは、中国語で?」
Tくん「・・・」
かおり先生「喜欢、です。どんな果物が?」
Tくん「草莓。」
(赤字は、中国語で言えた部分です)
さらに続けます。
かおり先生「全部を言うと。」
Tくん「妈妈草莓」
知っている単語を並べたのか?日本語の語順のために、こうなるのか?
その両方なのか?は、分析中です。これは、よく見受けられる現象です。私自身も、中国語を習い始めた時にやってしまったことです。
次に、嫌いな果物インタビュー。
お母さんが嫌いな果物は何か?ということを聞くと、Tくんは、
「バナナ」と言ったので、中国語だと「香蕉」であると説明。聞いた中国語をすぐに使って、話をしてみようとしたTくん。
「香蕉妈妈」
なるほど。
このカリキュラム、私自身が勉強になりました。
Tくんは、これまでのレッスンの中で覚えた中国語はインプットされているということ。そして、少しずつですがそれをプラスして話してみようという試みも徐々に出てきているということ。
もちろん、zoom音声の問題・遅延の関係もあるためレッスンではフォローしきれない発音・声調の正確さというところまではまだまだ時間はかかります。ここは、自助努力しつつ、個々に合わせた指導をめざしたいところです。
生徒たちに知ってほしいこと。
生徒たち自身で、考えてほしいこと。
それは、まず楽しく、続ける。
続ける中で、少し楽しくないことに出会ったとしても、楽しくないと決めつけずに、楽しめるにはどうしたら良いかを自分なりに考えること。
人生と同じ。工夫次第で楽しくなること。
簡単そうで難しいですが、大事にしたいことですね。
ここまでの所要時間は、10分58秒。
ちなみに、最後の1分はTくんから、まさかの逆質問。私へのインタビューもあったりして・・ こういうイレギュラーなこともやはり、リアルタイムのレッスンの良さだな・・なんて思ったりしました。
かけざん
音声動画を視聴。
Tくんは、
「かけざんは、5の段が得意」
と話しておりました。
今回は、2の段。3の段を視聴しながら、九九の学習状況を日本語で会話をすることで、Tくん自身の物事に対しての好み、考え方など人間関係をここで築くことも目的としております。
どうしても、zoomでは距離を感じるので、意識的にこういった時間をもうけているのです。
絵を見て考える
Tくんは、手元のテキストを見ながら、こういった例文を読みます。
繰り返し、中国語で発音。
嫌になる前に中断することを心がけていたのですが、そうなるまでの時間が徐々に長くなってきています。これは、成長の証。
あとちょっとがんばってみようね。
このセリフがこれからは増えそうです。うれしいです。
課題は、5つでしたが時間の関係で2つしかできなかったので、残りの3つは次回に繰り越すことに。
そして、動物の漢字パズルは家で続きを完成させることも宿題としました。
読み聞かせごっこ
「読み聞かせ」=聞き手。
そう思っていたかもしれないTくん。
かおり先生「途中までゆーっくりで、間違えてもわからなくても良いのでまねしてみてね。」
この言葉がけに素直に応じるTくん。良かった・・・
現時点では、中国語っぽくなっていれば、可とします。
各単語を事細かに正しく発音して、完璧にすることも大切なのですが、前段階として、「楽しいからやりたい」という心を時間がかかっても育みたい。
一見遠回りに思えることですが、あえてそうします。
日本の教育の長所である
結果だけではなく、経過をほめる。
この部分を重んじると、こういった指導方法もありかと考えます。言うまでもなく、1日や2日で大成されるはずはありません。だからと言って、何もしないで時間が過ぎればできることでもありません。
Tくんは、「中国語を学習する」という習慣が身についてきた。今日は、特にそう感じました。誕生日だということも、また良い影響であったのかもしれません。
次回のレッスンも大変、楽しみです。