第25回目のレッスンブログはこちら
Tくんとのレッスンも随分と慣れて、今回が26回目。
ほぼ毎週のように、継続的に受講していることもあってか、レッスンの合間に、時々Tくん自身の話なども一言二言するようになりました。
長く感じる30分なのか、すぐに終わってしまうと感じる30分なのかは、こちらから聞いたりすることは特にはありません。
今日は、こんなことをボソっと話していました。
絵本の読み聞かせ、音読をしようとしたとき。
「保育園の時に、おじいさんの役をやったよ。」
と、話すTくん。どうやら、小学校に入学する前のことを思い出したようです。とはいえ、今日はいつもよりも、少し疲れていたような表情だったので、
「今日は、ちょっと疲れている?」
と聞いてみると、その理由を日本語で話すことができていたのできていました。ちょっとしたことですが、理由がわかることで、次回のカリキュラムの内容などにも反映することができます。まさに、こればかりは中国語力と言う前に、日本語能力が鍵となります。
このところ、レッスンも本格化していることもあってか「少し、難しい」と感じる時もあるTくん。「難しい=楽しくない」という方程式を作ってしまうことがないよう、またひと工夫必要がありそうです。
本日は、新しいことなどもぎっちりレッスンしました。例えば・・・
くにのなまえ
国の名前の認知度は、年齢・家庭環境によって差があるなと感じることが多くあります。
子どもによっては、「勉強」だと感じる子もいるかもしれません。
幼稚園教諭時代に、年中児に国旗カード・絵本を読み聞かせしたときの子どもたちの反応は興味津々でした。運動会シーズンから学年の終わりまでの半年スパンで、国旗あそびを実践していた経験を活かして、今回から小学生のTくんに国名を中国語で言ってみるという学びを始めました。
国名を中国語で言う前に、日本語で言えるのか?というところが、まだわからないので、今回は日本、中国、アメリカこの3カ国の国名をTくんに聞いてみることに。(Tくんの手元には、私が送信したプリントがあります)
日本語で国名は答えられました。今回は、国名を中国語で聞くことだけ目的とし、これまで習った色の名前をアウトプットすることも目的としていました。
「日本の国旗で使われている色は何色?」
「中国・アメリカの国旗の色は何色が使われているかな?」
現時点では、中国語オンラインレッスンを通してTくんとのレッスンをしています。最近、カリキュラム内容が少しレベルアップしつつあるため、今回の内容は少し難しかったようです。
ピンイン学習
これまで習った中国語を使って、簡単な中国語フレーズが言えるための練習を増やしました。
アウトプットを多く経験する時を迎えています。
うまく話せているのか、話せていないのかというジャッジするには、当然ですがアウトプットをしてみなければ、わかりません。
楽しく中国語で話すのは理想です。
しかしだからと言って、無理矢理に話をさせると言うことは避けねばなりません。話してみようと思わせる雰囲気づくりが勝負といったところ。
気づいたら、中国語を聞くと心地よい、そして楽しく中国語を話そうとしているという心理状態になれること。それが理想であります。
毎回のレッスンで、Tくんはピンインの練習をしている時が、一番楽しそうに感じます。声調があることを、好んでいるのではないか?と感じます。理由は、ピンインの練習の時は大きく口を開けつつも大きすぎる声で発音するという様子はなく、学ぶ姿勢もきれいです。
今回は、bpmfの声調を繰り返し練習した後に、bのつく中国語は何か? pのつく中国語は何か? などなど。
これまで習った中国語を存分に駆使して、アウトプット。
動物の名前、果物の名前、食べ物の名前、色の名前などなど。
習った中国語は何か?思い出すのに時間がかかりそうな中国語は何か?ということを、一緒に確認できる貴重な時間。
本当のことを言うと、Tくんはzoomのチャット機能が使いたかったようでした・・何しろ、レッスン開始後すぐに、
「チャットやろう!」なんて話すくらいですから。
その気持ちを尊重しつつ、その楽しいチャットをするために。
これを学ばねば・・・
大きなかぶではなく、大きなかず
この画像のコスモスの花の数くらい、花粉の数くらい?大きな大きな数が言えるよう、中国語でマスターすること。
チャットを使って会話ではなく、数字のやりとりができるようになることが、当面の目標。
チャットは、1000以上の中国語をマスターしてからでないと買い物ごっこのような楽しいやりとりもできないということで、今日のところは1000以上1億までの数字をざっくりと中国語で聞くことも少しやってみました。
いつの日か、大きな数字(お金)を動かす人になるかもしれないTくん。
その時のために、未来の日本のために大きく羽ばたける準備を今しています。希望や理想は破れた時、どういう気持ちか?などと考えてしまう人もいるかもしれません。
私はそうは思いません。
結果がどうあれ、チャレンジしたことそのものが素晴らしいわけですから。
今のTくんはそんなことを私が考えていることは知る由もないでしょう。しかし、せっかく中国語を楽しむ時間を共有するなら大きな希望や理想を思い描きながら学び合いたいと思っております。