北京オリンピックが開催している期間のオンラインレッスン。すでに、フリーレッスン受講中。
年中児の、Yくんは東京オリンピックも大いにテレビ観戦をしていたのはお母様から報告を受けていました。
そのため、昨年の夏は国旗カードなどを活用して、国名を中国語で発音したり、国名でクロスワードごっこなどを大いに楽しんでいました。
(前半)「がんばれ日本!」を中国語で。
(後半)あやとりをしながら、「这是什么?」「这是小星星」
このような内容で、ブログを書きます。
Yくんの(1回目〜5回目のブログ)はこちら
前回のブログはこちら
国旗カードって、子ども達の心をくすぐるのだな・・・と改めて思いました。単に、国名を楽しむことに加えて国旗に描かれている色やロゴについても深い意味が込められている・・・そんなことに想いを馳せること。
国際理解の第一歩ですね。
どの国にも、色々な人種の人が生きている。髪の色、目の色、肌の色、言葉が違っても今この瞬間に多勢の人たちが暮らしていること。
泣いたり、笑ったり、怒ったりする気持ちは同じであること。
言葉に表現するのは、難しいですが幼児だからこそ。「知る」ことは大切ですね・・ 他国への肯定、共感を育むのは年齢が低ければ低いほど受容することは容易です。
「がんばれ!〇〇」
応援する時の中国語。
加油( jia you)!〇〇。
〇〇の中には、国名が入ります。
北京オリンピック鑑賞の際に、中国語で応援すること。今回は、夏に習った国名の復習も兼ねて、中国語表現しました。
①ピンインを読む
②中国語表記を見ながら読む
③応援する動きをつけながら(Yくんのアイディアで)元気に、応援!
「中国、加油!」
「日本、加油!」
繰り返し練習しました。テレビの前で中国語で応援しているYくんが簡単に想像できるくらい、楽しそうな表情で中国語での応援に精を出していました。
「心を込めて応援したら、この応援の声は中国の人にも届くかもしれないよ。」
私は本気でそう思ったので、このような言葉をかけました。何事も、上手にできたら良いですがその前に心を込める大切さも心得たいものです。
大好き!あやとり
昨年12月ごろから、毎回のレッスンで
「あやとりを見て」
と、Yくんは言いながら”東京タワー”、”橋”、”ダイヤモンド”、”網”、”ブランコ”などなど・・・ここに書き切れないほどのあやとりの技を披露すること・・が日課のようになっています。
時間が許す範囲内で、中国語のレッスンに取り入れても良いのかな?と考えたかおり先生。
主に、建築物、虫のほか、抽象的な星や網などの名前を中国語で発音。
発音ができたら、あやとりをしながら中国語で名前を言えたら良いな・・と考えたので今はあやとりを手先で駆使しながら中国語でもなんとか発音できるように繰り返し練習しています。
「这是什么?」
「这是钻石(zuan shi)。」
などと、中国語のやりとりも楽しめております。
そういえば、
「織姫、彦星もできるよ。」
などと、中国語としてあまり使われないような名前のあやとりの技も指先鮮やかにやって見せてくれたりもします。
ついつい、見惚れてしまうほどのあやとり
あやとりスキル。どのくらいできるのか?気になったので、お母様に質問。
「あやとりは、どのくらいできるようになったんですか?」
お母様は答えました。
「70くらいです。」
なかなか多いですね・・ 私はというと、5つくらい。しかも練習しないと忘れましたよ・・確か、ほうき、星。はしごくらいだったような・・
「中国語の時間に、あやとりなんて関係ないのでは?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。もちろん、脱線しすぎてしまってはいけませんが、生徒の得意なこと。関心のあることにたいしてはできるだけその場その場で認めて、ほめること。少し、大袈裟なくらいでちょうど良い。
私は、そのように考えております。
前回のブログでは、ネイティブ世代の子どもたちの適応能力の高さについてのブログを書きました。
大人が考えているよりも、子どもたちはオンライン授業もお手の物であります。しかし、決定的に足りないのは空気感。
当たり前のことですが、オンラインの生徒とは一切同じ空間での授業をしたことがありません。どうしても足りない部分についての補い方は、私自身がまだ模索中ではあります。
現時点では、夢中になっていること。
その点について、時間の許す範囲内で中国語の授業に反映させたいと考えています。そのためには、最低限の日本語でのコミュニケーションは必須です。
現在、新型コロナウイルスによる影響で多くの教育機関では行事がカットされたり、学級閉鎖・休校している地域も多くあると聞いています。
だからこそ。この足りない部分を補うべく、「子どもたちの”学びたい”要求にできるだけ、答えること」
このことを粛々と行なっていきたい。。。
自分のことは、自分でアイディアを出して守ろうと行動する。他人任せにしない。「いつかどうにかなる、」というのは、平成時代までの話です。
コロナ禍の今は、室内で楽しめる中国語学習方法を、生徒自身と一緒に考えて実践できるようにすること。
来週もレッスンに励もうと思います。
お母様からのコメント
「オリンピックの入場式で、中国語のアナウンスが入ったんです。その時に、国名を読み上げていたので、夏に習った国名。例えば、カナダなども聞き取れていました。」
嬉しいですね。。。
いくつかの国名を学習したことを、関連づけて自分から知ろうとするYくん。
現在、国家間での政治的な摩擦による緊張感は否定できません。しかし、子どもたちには大人が忘れてしまった多様性を持ち合わせています。
こんな時代だからこそ、大人は謙虚に子どもたちから必死に学ぶことが本当に重要だと思えたレッスンでした。かおり先生も、がんばりま〜す!!
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