岐阜県内は、桜が満開の季節となりました。みなさんのお住いの地域はいかがでしょうか?
この季節は、毎年のことながら日本人であることを実感させられますね。桜の三部咲き。五部咲き。満開。散り始め。散りはて。。などという経過を楽しむ感性。失いたくない、感覚であり記憶です。
時々思います。日本人が、結果より経過を重視するのも桜に例えるとわかりやすいのだと。この日本人独自の考え方は、教育面にもいえます。結果至上主義も、今の時代は大切ではあるのですが・・・それを望むなら、やはりAIに任せれば良いと思うので、人間対人間の交流のなかで、結果を気にしながらも経過も含めた教育を展開したいと考えております。
前回のブログはこちら
ブログの目次
1,鄭先生、がんばって!
2,現在受講中の活用しているオンラインレッスン・プリントの一部を公開
3,まとめ
鄭先生、がんばって!
こういった、日本的な教育方針に対して、鄭先生は日頃から私のアドバイスを元に、深く理解し実践をしてくれております。指導方法のうえで、わからないことがあったらすぐにchatで質問をしてきます。
また、毎回といって良いほど
「生徒たちから、学ばされることが多くありとてもやりがいがあります。」
という趣旨の報告を聞くことができ、会議をするのも楽しみの1つ。
3月末の会議で、鄭先生は「花粉症がひどいため桜を楽しめない・・」などと言っており。気の毒でなりません。かおり先生は、花粉症ではないのです。その分、私は桜の鑑賞をして、鄭先生に画像を見せたいと思います。
それぞれのレッスン・プリントや教材
イメージ画像です。これは、かおり先生がレッスン時に使用するもの。
昨日の4月1日は、新小2のKくんの30回目のレッスン。
今年の2月には、グループレッスンにも初めて参加。細く長く、中国語を続けております。
Kくんのブログはこちら
毎回18時からレッスンを開始しているのですが、どうやらこの時間はお眠なことが多い!そのため、まずは中国語の歌を歌って頭をリフレッシュ。
そのあとに、動物ビンゴゲームを開始しました。
当教室では、かおり先生の決めたレッスン以外に生徒からリスニングしたり、リクエストを受け付けた内容を反映させることを重視しております。
昨年12月に購入したマイクロソフトのパソコンを駆使しして、今回は”動物ビンゴ”作ってみました。このビンゴは、Kくんだけではなくほかの生徒らにも活用予定です。
まずは、Kくんのベスト1のパンダから学習。
このピンイン表記は、四声が書かれていません。そうです。四声を書き込みながら、発音することが本日のメイン。
対するKくんの反応はというと・・・ プリントを見た瞬間に、漢字の連想ゲームをし始めました。。。 漢字を見て、動物の名前を日本語で当てはめようと必死になり始めました。
かおり先生「ヒントがあればできそうですか?」
Kくん「うん。ヒントを言って。」
乗ってきたな・・と感じたかおり先生の声掛けで、フィートアップ。それだけではなく、レッスン受講していないKくんのお兄ちゃんも近くにやってきて、一緒に考え始めました。
ビンゴゲームの学習のはずが、いつの間に・・漢字連想ゲームへと化していったのでした。この一見脱線に見える学習が実は、とても大切。
Kくんのおにいちゃんは、お母さんの代わりにKくんのサポートをすることがあり、私とも面識があります。その、お兄ちゃんも飛び入り参加するなかで、Kくんは知っている動物の名前を日本語でアウトプット。予想以上に盛り上がった漢字連想ゲーム。
レッスンのはじめは、眠そうでしたがすっかり眠気は冷めていったところで・・・
1番好きな、
「熊猫 xiong mao」
2番目に好きな
「水獭 shui ta」
を、繰り返し練習。好きな動物を発音するときは、始終笑顔。こちたまで、うれしくなりました。今日のところは、アウトプットを多くして表現することの楽しさを知るというところで、いったん終了。
正しい発音練習は、次回にまた行うこととしました。
こちらのプリントは、Yくん。新年長児です。
Yくんに関するブログはこちら
母音、子音ともに一通り練習をしたので、一人でもピンインを読むことはできるうようになちつつあります。また、漢字愛が半端ないので、日本の漢字。中国語の漢字の微妙な違いに対しての学習なども好んで、質疑応答をする形でレッスンを行っております。まるで、大学の講義を受けるかのように、しっかりと座学ができる生徒です。
とはいえ、ゲームも大好き。
先述した、Kくんは動物ビンゴですが。。。Yくんは、形と色の名前ビンゴを始めました。
色と形なので、
青い星なら、蓝色的星星
オレンジ色の星なら、 橙色的星星
今回は、圆形。正方形。三角形。 月形。心形。の学習。色の名前は、赤、青、黄色、オレンジ、グレー、緑の6種類。
特性ビンゴシートにて、楽しく学習。久しぶりに、じゃんけんゲームなども楽しむことができ、レッスンの時間はあっという間に終了。
楽しいビンゴゲームの後。
グループレッスン参加で交流したお友達の都道府県名を、地図を見ながら復習。そして、
「あなたの住んでいるところは、どこですか?」
の質問に対しても、Yくんは中国語で答えることができました。パチパチ。。。
Yくんの数あそびについては、今のところは3桁までの足し算・引き算ができるので式・答えを中国語で言ってみること。日付、曜日、時間の読み方は概ねマスターしている状況なので、近々お金の数え方もやってみようかな・・と考えているところで、こういった教材も活用予定です。
個性は無数
まとめ
今回は、2人の生徒の成長をお伝えしました。
現時点では、こういったレッスンを展開していますが、子どもたちの興味関心の変化はとても速い! 今日楽しくレッスンができたとしても、次回はどう変化するのかわかりません。しかし、変化が速いことを、長所と捉えますか?短所と捉えますか?
子どもの興味関心ごとは、生徒一人一人の置かれた環境によっても、また成長の過程でも変化し続けます。
「うちの子は、飽き性だから、どうしよう。」
なんて思われることもあるかもしれませんが、大丈夫です。むしろ、成長の証です。与えられたことだけではなく、より広い世界を見たことに他ならないといえます。加えて、変化し続けることとは反対に、変わらず続けていることもきっと1つはあるはずです。そこに、注目してみるのも良いかもしれません。
生徒と同じ時間を共有する中で、その変化にいち早く気づいて臨機応変に対応することが私の仕事だと考えております。ご安心ください。
新たな季節。今よりもっと楽しい中国語学習を目指して、今月も邁進します!