現在の小学校の授業は、先生やクラスメイトの発言する意見を聞くだけではなく、その意見について自分は、どう思うか?を、わかりやすく伝えることができること。
こういった授業形式であることは、既に周知のことだと思われます。
その前段階として、重要であると考えるのがやはりあいさつ。コミュニケーション能力向上のために、身につけてほしいことの第一段階に当るのがあいさつだと考えているため、今回は、あいさつを中心にブログを書いてみたいと思います。
気持ちよくあいさつするとは、どんなイメージでしょうか?
あいさつをすることによって、自分も気分良く。相手も、気分が良くなるようなことが込められていると解釈できますね。
初対面でも、気持ちよく挨拶する事ができる、あいさつを習慣化する適齢期が幼児期である事は、多くの皆さんはご存知のことだと思われます。
「あいさつは、自然に身につくものなのではないか?」
「あいさつの習慣は、園で教育されるものなのではないか?」
そう思われる方も、いらっしゃるかもしれません。あいさつすることに重きを置いている家庭も、そうではない家庭もあることでしょう。
前のブログはこちら
今回は、気持ちよくあいさつするとは、どんな感じ?
というテーマで、日頃の子ども(特に幼児たち)たちの園での様子などを少し想像しながら、ブログを書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
以下の3つの留意点を押さえて、家庭内で誰もが楽しい時間を共有できるために意識的にあいさつがしやすい環境を。整えてみませんか?
①安定した日常生活を送ること
②声を出す際の、高低、大小、速度調整
③遅延等通信上のトラブルの想定
(今回のブログの画像について)
先日、年長児のレッスンで取り入れたタングラム。予想以上の反応に、かおり先生もご満悦。レッスンで使用したタングラムの画像のみですがシェアしながらブログを書き進めます。
①安定した日常生活を送ること
日頃、多くの子供たちは、一斉保育または一斉教育を保育園や幼稚園などの幼児教育施設で、
「大きな声で歌いましょう。(挨拶しましょう)。」
「みんなで一緒に(一斉に)、言ってみましょう。」
と幼児教育施設の先生達に、このように教育をされている(されてきた)と思われます。
現在は、感染症対策のため、そうではないかもしれません。現在、幼児教育現場にはいないため、行き違いの場合があるるかもしれませんので、ご了承ください。
しかし、
オンラインレッスンとなると、状況が変わります
挨拶をする相手は、画面の前にいるバーチャル上のかおり先生。
オンラインレッスンでは、当然のことなのですが、比較的広さのある複数の子どもたちの集まる教室ではなく、生徒自身の自宅が学習場所。
自宅にいながら、中国語を学習できるメリットは確かに多いので非常に魅力的ではある反面、気持ちも大きくなりすぎるといことも想定されます。
気持ちよく挨拶ができるための土台づくりのポイント
1、考えたこと、思ったことを話すことができる家庭環境
間違えたとしても、間違えたと安心して言える。
わかりやすい言葉で教えてもらえる。
間違えたり、思い描いたように表現できないからこそ人間です。だから、面白いのだと思えると楽しくコミニケーションできる可能性が高まると思われます。
2、考えたこと、思ったことを話すと、肯定されることが多い家庭環境
緊張しながらも、「うまく挨拶ができた。」「挨拶したことを、褒められた。」
肯定されることで、安心感を得られます。
この安心感を持って、レッスンに臨むことができると、また次回のレッスンでもがんばるぞ!と、活力を持って毎回のレッスンに臨むことができると思われます。
3、リラックスできる家庭環境
言葉は文字に表さなければ、音声で伝えるしかありません。音声は、文字とは違って一瞬にして消えてしまいます。消えてしまうからこそ、話してみよう、聞こうという姿勢が大切になるのだと考えています。
誰しもが陥りやすい、緊張。日頃難なくできる、日本語・中国語でのコミュニケーションも、緊張しすぎると全力が出せません。
適度な緊張と、適度なリラックスのバランスがとても大切であるといえます。
当教室では、このバランスを大切にして個別指導の際に、適宜学習状況を保護者にヒアリングさせていただきます。
無理難題なことを、サポートしてくださいと申し上げてはいません。できるだけ、無理のない程度にできるサポートを中心としてお伝えしておりますので、どうぞご安心ください。
②声を出す際の、高低、大小、速度調整
この時に大切なのは。
声を出す際の、高低、大小、速度調整です。
良い声の出し方を一言で表現すると。
美しい声といったところでしょうか?声質ではありません。美しく出そうとする(心を込める等の意味も含まれる)姿のことで、これから思考、実践していきながら適宜改善していけばokです。
子どもがいつでも大きな声を出すことこそが、元気であり、美徳とする文化が日本にはあるように感じます。
賛否があると思いますが、個人的に少しばかり疑問が残ります。屋外であれば、良いのかもしれませんが、屋内においては大きすぎる声を意図的に出すことによるリスクも心配です。
また、勘違いしやすいのですが大きな声を出した人が強いという考え方に助長しているようにも思います。
「うちの子は、ダメだな・・」
と、思われますか?安心してください。理解が早い、遅いが良し悪しを決めるのではありません。大切なのは、そのことに気づいているか、気づいていないか?という問題です。
そして、行動に移すか?移さないか?ということだけです。多少の失敗もご愛嬌。
オンラインレッスンでは、中国語を通して幼児の発達についてのお話も時々させていただいています。
幼児期は、場所をわきまえて声の大きさ、高さ、速さなどをコントロールできるようにするためには経験が必要です。どのくらいの経験でできるようになるか?は、それぞれ大きく異なります。
重要なことは、経験できるチャンスを与えて全面的に応援することです。チャンスを与えるのは、周囲にいる大人であるわたしたちであると考えています。
③遅延等通信上のトラブルの想定
デジタル化も進み、もう何もできないこと不可能なことなどありえないのじゃないかと思うことってありませんか?
オンラインレッスンは、とても便利ではあるのですが。その反対に、オンラインレッスンだからこそ起こってしまうトラブルもたくさんあります。
そのような経験をしていない方は、おそらく見えないと思います。
超情報化社会では、大なり小なり、トラブルに巻き込まれる事は避けられません。
よくよく考えると、人間が超人になったのではなく単に便利なデジタルを使って、デジタルを操作しているだけのことですね。下手をすると、デジタルに操作されているとも言えるのではないでしょうか?
オンラインレッスンでは、避けたくても避けられないトラブルに見舞われることもありますやはり、
実は完璧ではない
デジタルなので。
人間よりは、ミスは少ないですけどね。
オンラインレッスン中に
どうしても、遅延は避けられません。
なかなか不便なことです。歌をたくさん歌いたいですが。。歌は時々遅延を感じます。
音の遅延。会話の遅延。
こちらからの、レッスン開始時の、あいさつが生徒に聞こえていない。または、その逆でせっかく生徒が挨拶をしてくれているのに、こちらが聞こえない。
最後の締めくくりの、さようならのあいさつもこんなトラブルに見舞われることもあります。
トラブルの原因は、様々なことだと思われます。
そのため、そういったリスクもある程度はあるのだと認識した上で、有効活用したいですねと保護者の皆さんにはお話しをしています。
こんなトラブルに見舞われることはこの先、たくさんあることでしょう。
恐れたり、面倒くさがらずに対応できるよう、学び続けながら。。
しっかり、お互い謝りたいものですね。ごめんなさいと。
④まとめ
オンラインレッスンで気持ちよくあいさつするには、どうすれば良いのか?をブログで書かせていただきました。
これからの時代を生きる生徒たちには、一見便利に見える。便利に使えるように感じる情報機器だと感じても、通信は前触れもなく遮られたりすることも発生する。
そんな時に、どうしたら良いのか?また、できるだけ心をかき乱すことなく、授業が受けられるようにするにはどうしたら良いのか?
どんなふうに、心を込めて謝ったり。相手をフォローできるような挨拶や、言葉がけができるかどうか?大人が試されているのかもしれません。
かくいう私も、現在勉強中です。
オンラインレッスンを提供する側として、より快適な学習方法を一緒に考えられる指導者でありたいです。