· 

【海外在住の方必見】ちゃ・chat・チャイニーズ教室で中国語を習うワケ


短い冬休みも、間もなく終わります。みなさんは、どんな年始を過ごされましたか?

当教室の小学4年生、5年生、6年生、中学1年生の生徒たちの生徒たちは、学習塾に通いながらも、中国語を続けています。この学年になってくると、低学年の時とは違った忙しさが増えてくるようです。


最近では、レッスンの合間に塾での出来事等の話もちらほらしてくれたりします。中国語のレッスンもさることながら、心おきなく何でも話してくれるというのは本当に嬉しいことです。つい嬉しくて、この場をお借りしてつぶやきました。

 

中国在住の、生徒Yちゃん(年長児)

前のブログはこちら

さてさて。当教室では、しっかりした高学年の生徒の後に続く幼児さん達も、数名在籍し、レッスンに励んでおります。

在籍中の幼児Yちゃん(年長児)は、だれよりも年上のお兄さん、お姉さん達が大好き。
 
グループレッスンでは、お兄さんお姉さんに会えるから、毎回毎回楽しみで仕方ない〜と、かおり先生にも話をします。どうやら、憧れてるようです。

先輩受講生から、沢山の刺激を受けているYちゃん。

実は、Yちゃんの現住所は中国某都市。ブログをご覧の方には、海外在住。または、海外へ引っ越しをされる方も一定数いらっしゃるかもしれません。

「海外在住からの受講って、どんな感じ?」

という疑問に答えることができるブログを始めたいと思います。よろしくお願いいたします。

Yちゃんの写真を見て、デッサンしてみました。(かおり先生・作)



今年4月から、国内だけではなく中国からのレッスン受講希望もあり現在もレッスンを続けています。

その生徒=Yちゃん(年長児)のわくわくコース時代のブログを書いてみたいと思います。

なぜ、Yちゃんが中国語を始めることになったか?


Yちゃんのお母さんの2つのお悩みは、

①現地で、我が子に中国語を操ってたくさんの友達を作ってほしい

②日本に本帰国した時に、適応できるように準備したい

待ったなしの状況は、目に浮かびますね。しかし、そこで思い浮かぶのは・・こんな疑問。

「中国にいて中国語学べる環境があるのに、オンラインで中国語を日本語の先生から学ぶのはなぜですか?」

そのように質問すると、お母様からこんな答えが返ってきました。

「おっしゃれる通り、英語、中国語だけの環境はメリットではありますが、将来的には日本に戻るこ予定です。その時に、日本人同士の会話が楽しめるようにしておきたいからです。」

なるほど。そういうことでしたか・・ 確かに、②は急にできるようにはなりませんよね・・私も海外から戻ってきて日本での慣れるまでに半年はかかりました。

海外在住が長ければ長いほどこのお悩みは深刻であることは、海外暮らし経験のコミニティでも話題に上りますからね。。。

少し話は脱線しますが、やはり日本の学校教育というのはよくできたシステムではありますが、独特ですから。そのことは、海外に出られた方であれば、「ああ、確かに。」と頷かれることだと思われます。

 

話は、Yちゃんの話題に戻ります。

 



中国に住んでいれば、いくらでも中国語に触れられる環境です。中国人講師の運営する中国語教室も五万とあることでしょう。それなのに、当教室選んで、現在も受講しているYちゃん。

それは、どうしてなのか?を少し覗いてみましょう。

 

1〜10回目


この頃は、Yちゃんのお母様の希望で週2回のレッスンを行っていました。(現在は、週に1度)
週に2回レッスン受講する生徒は、私にとっては初めてでしたので、完全燃焼しすぎてしまうのでは? (燃え尽き症候群)と、心配もしましたがどうやら私の考えすぎのようでした。

やはり、毎日中国語の中でもまれているだけあってなのかむしろ、週に2回のレッスンが心地良いようにも感じたことでした。


前述した、お母様の2つの希望を叶えるべく留意した事は以下の通りです。

 

日本語のコミュニケーションも大事にする指導


お母様の強い希望は、日本式の中国語指導。

日本式の中国語指導?と思われる方も見えるかもしれません。一言で言うなれば、きめ細かい指導。
即効性を求めるような、詰め込み式中国語学習ではないといったところでしょうか。

中国語の基礎の解説を、幼児にわかりやすい日本語でさせていただいています。教室運営だけではなく、かおり先生は岐阜県内の公立の小中学校での日本語指導経験も豊富です。そのため、これは、かおり先生の得意分野でもあります。

中国にいながら、日本式のしつけも同時に受けることができるのは、他教室にはない特色。

「実際、どんなことをしてるの?」

という疑問を持っている方に、お役に立てたらと思いブログを書きたいと思います。

Yちゃんのレッスンで、最も留意しているいくつかのサポートのイロハを3つをピックアップします。

 

①教材作り

②保護者の宿題ってどんなこと?

③親子で「どうやって楽しむ?」を考える

①教材作り


 漢数字カードづくり
 6つの動物のカード、果物カードなど
 さいころづくり

当教室では、常々お伝えしている通り、生徒が自主的に中国語学習に取り組むことができるために、生徒自身も教材を手作りしています。

「今日は何作るの?」
「ハサミは準備したよ。」
「どんなの作ろうかなぁ?」

そんな楽しい話をするYちゃん。時々かおり先生のアイディアなどもお話ししながら、これからしばらく使ってゆく教材を、自分の手で作る!

ついつい、手出ししたくなるYちゃんのお母さんの表情を見ながら、できるだけひとりで頑張ろうねと励ましながら、見事に1人で完成している姿が印象的でした。

この点は、他の教室にはない最大の特色であると思われます。

②保護者の宿題ってどんなこと?


タイトルからすると、耳が痛いと思われるかもしれません。

宿題は、ないほうがいいと思いがちですが。そんな心と裏腹に、子どもたちは学びたがっています。宿題を求めているものなのです。

「だとしたら、どんな宿題が出るの?」

引き続き、読み進めてください。
一言で言うならば、待つ事です。



受講開始時に、大きな課題である待つ事の意義を早い段階から重要であると判断され、本当に困った時はチャットなどで、まめに連絡をくれて本音をありのまま話してくださいました。

その都度、
「今のYちゃんを見て、中学生になった時を想像するのは難しいとは思うのは100も承知ですが、それでもあえて申し上げます。中国語学習を自分自身が楽しめるために、なんとかまず、見守ることを乗り越えてください。話は聞きますから。」

とお伝えし、こちらから申し上げた大きな課題待つ事を、忠実に守るYちゃんのお母さん。

待ち、見守る事で、自学自習ができるようになっていくのは、レッスンの中で私自身もとても実感できていました。

そして、

「待つことを、忠実に守ろうとすると、焦り、迷い、心配も多くありました。でも、信じて待つことで、予想以上に成長できたように思います。」
と、後に話すYちゃんのお母さん。

そんな声を聞くことができて、思わずガッツポーズをする私でした。

 

③親子で「どうやって楽しむ?」を考える


Yちゃんも、他の生徒たちも同様ですが、子どもたちの作った教材には温かい思いが込められている。特別な宝物であると私は考えます。いかがでしょうか?

その、宝物をただ飾っておくだけではなくどうやって楽しむのか?を考えるのは、生徒だけでもなく保護者だけでもなく、親子で考えることです。

この考えると言うのは、知識ばかりではなく発想も大事です。

1つの教材から、幾通もの楽しい学習方法が生まれてきます。とても素敵なことだと思いませんか?

もちろん、ある程度のルールは必要です。しかし、アイディアは内から溢れ出すもの。その人にしか考えることのできない素敵なアイディアに、聞く耳を持ち、その時間を確保したい。しなければならない。家族の前で、気心の知れた人たちの前で、もっと進むと、知らない人の前でも堂々と楽しい事はシェアしたい!そう思える人へと成長してもらいたい。私はそう思っています。

3.まとめ

「どうして?」「なぜ?」を聞き逃さない


中国在住のYちゃん。私を含めた多くの人たちがついつい過度な期待をしてしまう「中国語に囲まれた環境にいる」という状況だと、「わかってるだろう」「知っているだろう」と思い込んでしまいがちになります。だからこそ。.

①教材作り
②保護者の宿題
③親子で「どうやって楽しむを考える?」を考える

を、最重要課題であるとして、レッスンを行っていました。そして、10回目を迎えたことには

「どうして、〇〇なの?」

少しでも疑問を持てば、そんな質問を、多くできるようになったYちゃん。お母様もその成長ぶりに大喜び。



何かを始めると、わからないことだらけですよね。
幼児期は、このわからないことだらけ=楽しそうまたは、面白そう。知りたい!やってみたい、聞いてみたい!という欲求がとても強い時期。

この時期を、どう向き合うか?一緒に考えながら、レッスンができるよう、日々研究中です。

現在のYちゃんの様子

 

40回目を超えて、今では・・

「18と25どちらか大きい?」「25が大きい」

数字の1から習い始めたYちゃんも、今ではこのような数あそびも中国語でできるようになりました。また、Yちゃんは、さまざまな国籍のお友だちに自分から積極的に話しかけることができるようになったようです。

海外にいても、心はいつも一緒。中国語を通して、日本に本帰国したときに、安心して日本社会に適応できる心も育てたいと思います。

 

次のブログはこちら