ここ1、2年は、お父様からの教室への問い合わせ・体験予約などが増えてきました。その流れで、オンライン・対面レッスン共に、レッスンにも参加されるケースが増えました。こんな感じです。
①お母様がレッスンに同席され、お母様不在時のみお父様が同席されるパターン。
②お父様が同席でお父様が都合が悪い時のみ、お母様が同席されるパターン。
③お父様が同席、同行(通室)されるパターン。
今回は、常時、お父様が通室しているNちゃん(小学3年生)のお父様との、会話集を中心にブログを書いてみたいと思います。会話集は、お父様とかおり先生とのレッスン終了後の会話です。
Nちゃんは、8月から岐阜教室に通室し始めました。
体験レッスン申込、体験レッスン、通室全てお父様からのアクションでした。
今回のブログ主役は、Nちゃん・Nちゃんのお父様で、目次は、以下の通りです。今回は、会話集を中心にブログ&岐阜の鵜飼の撮影画像を共にお楽しみいただけたらと思います。
①家族で楽しめる、中国語の練習方法を知りたいです
②わからないことは、恥ずかしいことではないですよね?
③娘と、漢詩なんか読んでみたいです。
④まとめ
①家族で楽しめる、中国語の練習方法を知りたいです
「大人用のテキストでの中国語学習には、無理がありますよね?やっぱり、子どもの年齢、学年に合わせた方法があると思うんです。それを、かおり先生に教えてもらいたいです。」
体験レッスン時、お父様はそう話されていただけあって、Nちゃんのレッスンで学んだことを、家で一緒に練習したい。Nちゃんのお母様も交えて、3人で楽しみたい!という気持ちが人一倍強いようです。
ここがポイントなのですが、大人と子どもでは中国語を習い始める時の練習方法が根本的に違うということを強調されます。なかなかの着眼点ですよね?
Nちゃんとのレッスンでは、中国語を楽しく学習できるように歌・リトミックを絡めて、体全体で中国語体験できる・楽しめる内容を毎回指導しています。そのため、お父様にも
「一緒に、手あそびや歌を歌ったり、体を少し動かしながらお楽しみください。」
と、話すと・・心から素直に楽しもうというスタンスで受け入れていただけます。
②わからないことは、恥ずかしいことではないですよね?
このコメントは、Nちゃんのお父様に質問されたことです。
多くの人が、苦手なこと、知らないこと、わからないことに出会うと、どうしても萎縮してしまいますよね?でも、多くの人が出会う苦手なこと、知らないこと、わからないことは日々の生活で溢れるほどあると思いませんか?
Nちゃんとのレッスンでも、わからないこと・困りごとについての話題が出ました。そのため・・
かおり先生:
「Nちゃんは、わからないことをわからないと言うのは、勇気が必要ですか?」
そんなふうに、Nちゃんに声をかけると・・Nちゃんは、答えます。
「うん。(わからないことがあっても、)あんまり(わからないとは)、言えない。」( )は、意訳です。
Nちゃんの気持ちは、よくわかります。しかし、わからないことを、わからないと言えることの方が大切である。もっと言うなら、わからないということを言いずらいと思われてしまう環境を作っている周囲の人たちにも、問題があるのでは?という側面がある?と思わずにはいられませんでした。そのため、
「わかりました。では、この教室ではわからないことを、わからないと日本語でも中国語でも恐れずにきちんと目を見て言えるようにしましょう。わからないからと言って、Nちゃんを責めたりしません。わからないことをどう解決してゆくのか?を一緒に考えたいと思っています。」
お父様の、疑問にも答えるためにこのような言葉がけをいたしました。それを聞いた、Nちゃんのお父様は、とても喜んで、
「中国語を習いながら、どんな習い事にでも、日常生活にでも繋げていけるような道徳的なことも教えていただけて、ありがたいです。」
と、笑顔で話されて、満足した様子で帰られました。このことは、語学習得においては特に重要です。
③娘と、漢詩なんか読んでみたいです。
Nちゃんのお父様:
「実は、学生時代に漢詩や漢文がなんか、好きだったんですよ。」
かおり先生:
「そうだったんですか!だから、中国語に対しても楽しむぞ!っていう意気込みがあるのですね?」
Nちゃんのお父様:
「はい。そうなんですよ・・ うまくいえないですけど、中国は歴史もあって、漢字文化もすごいじゃないですか?壮大というか・・ ロマンがありますよね・・」
かおり先生:
「共感します。でしたら、いつかNちゃんと一緒に漢詩、漢文が読めるように頑張りましょう。」
Nちゃんのお父様は、学生時代に漢詩、漢文学習の思い出が楽しいものだった。かけがえのない時間だったようです。そのため、その楽しいことを自分だけが楽しんでしまったのではもったいない!家族にもシェアしたい!という思いが強い方。
この、前向きにチャレンジしてみようという精神こそが、外国語習得には一番大事なのではないか?このチャレンジしてみようという気持ちこそが、上達するためには、必要。楽しいと思い続けることって、実はとても難しいと思いませんか?
④まとめ
Nちゃんのお父様は、そんな思いを元々お持ちであり、娘さんも最近になって、「中国語を始めたい」と自分から言い出したそうです。Nちゃんとレッスンをしていると、前向きな積極的なお父様の影響を受けているなと感じることが多いです。
気持ちに余裕のある夏休みに開始できたのは、ちょうど、良いタイミングだったのかな・・と思っております。
漢詩、漢文を父娘で読める日を夢見て、しばらくはレッスンを重ねてゆきたいです。
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