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3月のある1週間(後半)

前回のブログでは、月曜日から水曜日までの生徒たちのレッスンの様子を投稿いたしました。
生徒たちのレッスンスタイルは、隔週の生徒がいたり、月に3回の生徒もいたり、休講している生徒も在籍しているので、全員の生徒たちを一気に紹介できているとはいえません。

前回と同様に、大阪国際美術館での古代メキシコ展の中から、私の好みの画像をお披露目しながら・・・当教室全体の様子がイメージしていただけるよう書き進めますので、よろしくお願いいたします。

 

木曜日

現在、小学5年生のTくんは学習塾とのバランスを考えつつ、中国語を続けられるよう時間管理に余念がありません。

前回のレッスンで出題した、干支の動物の中国語をテーマに調べ学習。レッスンの始めに、その答え合わせをして、その後テキストの中から、新しい単元のページの学習もしました。

テーマは、新年快到了。少し季節がずれましたが、春節を取り入れた単元。少し、雑談も加えながら中国文を、日本語に訳すことが学習の中心。例えば・・・你想做什么? の質問文。  Tくんは、

「想は、どんな意味だったかが思い出せない!!」
そんなことを言いながら、1問1問訳す姿が、5年生らしいと思って、視線を送りました。

 

もうすぐ6年生なので、ぼちぼち言葉少なくなってゆくのかな・・などと時々考えながら、授業を進めました。

金曜日

この日は、同学年(小学3年生)の、生徒2人。

2人をご紹介しますと・・・岐阜教室に通室中の、Nさん。東京都在住のKくん。

Nさんは、冬休みレベルテスト講習を受講した際に、アスラ先生とも楽しく授業をした経験があります。先週、久しぶりにアスラ先生とレッスンを受講したのですが、ちょっと緊張してしまったのか?ソワソワしておりました。子どもたちは、ほんの少しの変化にも敏感か?と思いつつ、「どの先生にも慣れてほしい」という思いもあったりで、私もなんだか緊張したのです。

今回はというと、

やっぱり緊張してしまったようで・・・慣れた頃には、30分のレッスンは終わってしまい・・・ました。

ただ、こういったことも含めて経験であるということも言えます。今回わかったのは、

状況が変わっても、動じずに学習に取り組むことの難しさという点です。このスキルは、21世紀型スキルと言われている、「問題解決能力」の向上に該当するでしょう。

もしかしたら、Nさんは本当は緊張していなかったのかもしれません。しかし、アスラ先生からすると「緊張していた」と報告があり、私も見ていて、それを感じました。今回のように、緊張しているように見受けられてしまうのはやっぱり損ですよね?

レッスン終了後の、アスラ先生との会議でも課題に挙がった、緊張していても、緊張していないように振る舞うことで、コミュニケーションが円滑になることについて、これからも継続的に享受して行きたいと思います。

 

Kくん(小学3年生)のレッスンは、初めてアスラ先生に加わっていただきました。

Kくんのこれまで習ったピン音のレベルチェックを中心に、楽しみながら中国語学習に対しての学習態度などを振り返り、確認することなども実践しました。

*隔週のレッスンスタイルということ
*1年生の終わりから、2年生の始めにかけて数ヶ月スランプだったこと

この点を、申し送りした上でレッスン担当したアスラ先生。毎週学習をしている生徒とは、進度が異なることに気付いた様子でした。

それもやはり、経験値が上がってきたからこそです。この日のレッスンの感想を、Kくんにはまだ確認できてはいませんが、きっと良い刺激になったのではないか?と手応えを感じております。

 

土曜日

毎週早朝8時からは、Dくん(小学2年生)のレッスンです。

Dくんの得意なことは、漢字なので、中国語と日本語の漢字の比較。特に、部首などに着目して違いについてを日本語で話したりしております。

ちょっとばかり難かしい感じも、全く動じないので葡萄(ぶどう)、樱桃(さくらんぼ)、橘子(みかん)などの漢字も書いたりすることに対して、抵抗がないどころか楽しんでおります。

今回のテーマ構文は、
「你吃什么?」   「 我吃葡萄。」

でした。こちらは、予想以上にスムーズにできたので、Dくんの家族も会話に登場させて・・

 「你的弟弟吃什么?」  「我的弟弟吃苹果。」

といった内容の学習を展開。弟、お母さん、お父さんのバージョンでワイワイと会話練習が進みました。

 

 

Dくんのレッスンの後は、毎週土曜日9時からYちゃん(年中児)のレッスン時間。

家庭の事情で、シンガポール在住期間は中国語を使っていたのですが、帰国後はなかなか使う時がない!ということで、習ったことのある中国語レベルを維持するためにレッスン受講中です。

Yちゃんのレッスンは、お父様が同席されることが多いのですが、お父様はとても同席が上手いんです。
なんと言いますか・・ 我が子との距離感、言葉がけのタイミング、それから見守る・待つといったところなどなど。

「正しい中国語になっているかは、わかりませんが、一緒に参加しても良いですか?」

そんなことを言いながらも・・まず一緒に参加してみるという姿勢が毎回見受けられます。得意なことであれば、積極的参加することは容易です。

しかし、苦手なこととなるとどうでしょうか?

できれば、参加したくないって思ってしまうことってあるあるですよね?

 

 

 

しかし。
Yちゃんのお父様は、同席受講しながら、ご自身も中国語を発して愛娘のYちゃんとアイコンタクトをとりながら、楽しく受講しております。

その様子を見て、本当に安心するかおり先生です。

どんな声よりも、やっぱりご両親の声には敵いません!! 同席すると一言で言っても、これがなかなか難しいんです。

素直に感情的にはならないように配慮しつつも、恐れず中国語をアウトプットすることって、とても重要です。発音などが間違っていたときに、適宜サポートさせていただくことが、指導者の仕事ですからね・・・まずは、姿勢!そんなことを考えさせられたレッスンでした。

 

こんな感じの1週間でした。

各生徒によって、レッスンへのエネルギー、方法、進行の仕方を変えています。こればかりは、マニュアル通りにいかないことだと認識しつつ・・ 今後も、鄭先生、アスラ先生と適宜会議をしつつ、質の高いレッスンを展開したいと思っております。