中国語を続けられること。
タイパが重要視される現代社会では、この課題は非常に難しいテーマです。
継続は力なりという言葉は、中国語、英語などを始める外国語学習者にとって切っても切り離せません。
当教室の生徒の中でも、ロングラン生徒が増えてきました。
現在4年以上学習している生徒たちは、小学2年生のSくん。Yくん。5年生のAくん。6年生のTくん。中学2年生のAちゃん。中学3年生のSちゃん。
3年以上学習している生徒は、小学4年生のKくん。
一部の生徒は、鄭先生、アスラ先生に担当していただいており、かおり先生が直接担当する生徒たちは段々と減ってきました。どの生徒たちも、「中国語大好き」と言って、毎週又は隔週のレッスン時には、疲れていても超集中して中国語学習に勤しんでおります。
最近では、自宅ばかりで仕事をせず、1日モーニング文化を大いに利用してカフェで仕事をすることが増えて来ました・・
継続するための3つのポイント
今回は、このテーマでブログを書き進めます。このブログの主役は、小学6年生のTくん。
中国語に限ったことではなく、どの習い事にも共通しているコツをまとめてみますので、どうぞご覧くださいませ。
このブログは、中学受験、高校受験などの人生の節目を迎える前の児童たちの保護者向けの内容となっていますので、よろしくお願いします。
それでは、本題に入ります。
指導者が生徒に求める行動
①常に自分に合った練習方法を見つける
②カレンダー、時計が常に目に見える場所に設置する
③目を閉じて物事を考えられる心を養う
今回は、①がテーマです。
①常に自分に合った練習方法を見つける
大人が考えているよりも、子どもたちは自分自身が日々成長しているという自覚があまりありません。
その証拠に、時々「◯◯くん、大きくなったね。」と心身の成長について話をしても、
「そうかな・・?」
と返事をする生徒がほとんどです。加えて、保護者もそうだったりします。数週間だけでも、大きな成長であると指導者は思っているのですが。。 言葉にしないとわからないようです。
成長し続ける=本人に合った練習方法も時間の経過とともに変わってきます。この変わるということに対して抵抗感がないのが低学年です。
低学年の頃から、中国語を始めた時。
まずは、中国語に対しての抵抗感をなくすために、座って楽しく歌ったり、興味のあるお菓子の中国語名などをまずは覚えていたTくん。
書いたりするよりも、生活経験を重視した日中での会話レッスンが中心でした。
魚釣り、キャンプなどのアウトドア経験をしたら、そのリアル体験を中国語学習に活かすなどしていました。日頃なかなか使うことのない中国語で合っても、生活体験を伴った中国語学習は気持ちが高まり練習に精が出ていました。
とはいえ、すぐに成果が出るばかりでもないのが中国語。「楽しい」と思えるようになった小学4年生の後半ごろから、Tくんは中学受験の準備が本格化するという生活が始まりました。
ピンインを書いたり読んだりすること
中学受験の準備の影響が、中国語学習に良い影響を与えた部分があります。それが、ピンインを書いたり読んだりすることに対しての挑戦が始まったこと。ここは、ハードルが高いです。
「中国語が上手になったから、ピンインを書いたり読んだりももうできるようになるのでは?」
という言葉がけに対して、その気になったTくんはその後、自分から積極的にピンインを読むことにも熱心に取り組みました。つまり、学習方法を変えた訳です。
当教室の中学受験経験者
中学受験といえば・・当教室では、現在中学2年生のAちゃんが経験しました。Aちゃんも、受験前は少しレッスンの頻度を落として、受験に備えていました。そして、今回はTくんがその時を迎えています。
ぐっと中国語能力が上がるだろうと予想していたところです。Tくんは、なんと言い出すかな?と思っていたところ、お母様から
「中学受験も大事ですが、中国語が気晴らしになるようです。今、仮に中断してもあまり意味がないように思うんです。」
中国語学習が気晴らし・・
嬉しい一言でした。継続してみたからこそ経験できた宝物ですね。中学受験の妨げにならないように、且つ中国語レベルも維持できることをしばらくは継続することとしました。
続けることができるというのは、実は才能であること。
Tくんのこれまでの進化を見て、まざまざと思い知らされました。継続することで、Tくん本人も「中国語がわかる楽しさ」を経験できている様子。
5月には、アスラ先生の授業も1回受講し「中国語会話を通して、緊張する経験」もできたところです。
保護者との連携
これまで、「中国語をやめたい」と思ったことはほとんどないというTくん。
それもこれも、週に1回のレッスンが習慣化したことに他なりません。Tくんのお母様は、Tくんの特性をよく存じ上げており常に先手を打って日々教育されている様子。
当教室では、常に保護者とのチャットなどのやりとりに注力しており、中国語をいかに継続できるかをヒヤリングします。できるだけ、当教室で続けていただきたいですが、近隣に中国語教室があり通いが可能になったりするケースも稀にあります。
その場合は、気持ちよく応援しているのがこの教室の最大の特徴です。
生徒ファースト。中国語を続けられる方法は、さまざま。例えかおり先生の下を離れたとて、応援はして幸福を願いたいというのが私の本心です。
中学受験との両立
来年には受験が本格化するTくんと、Tくんとの保護者とも連携を図りつつ、中国語学習を続けること。
この目標が達成できた時、どんな素晴らしい未来が待っているか?Tくんにとっても、かおり先生にとっても今が正念場です。楽しみながら、来年を迎えたいと思います。