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「小学5年生の子どもに、中国語を習わせたいので体験レッスンお願いします。」
小学生5年生のKちゃんのお母様から、連絡が入りました。
対面レッスンまたは、オンラインレッスンなのか確認をするために、住所をお聞きすると。。。
岐阜県内に住んでいるとのことでした。しかし、Kちゃんは始めからオンラインで大丈夫。と話していたそうです。
コロナの中で、すっかりオンライン授業に慣れてしまったとのこと。しかし、
体験は、対面レッスンでお願いします。
お母様からは、このように言われました。
「やはり、どんな教室か見てみたいし。一度は対面でないと。空気感みたいなものも、対面でないと感じられないと思います。」
それには私も同感でしたので、
来室していただくこととしました
当然のことなのですが、小学5年生となると。幼児や、低学年の児童たちとは違います。
そのため、以下の点について詳細を聞くことが中心となりました。
①幼少期、低学年時期の生育歴
②幼少期、低学年時期の中国語学習状況
③家族構成、家族関係
④現在の、生活状況
⑤これからの、中国語学習について
できるだけ、自分の言葉で
①から⑤は、いわゆる長い自己紹介のようなものです。
時々、お母様にもお聞きしつつこちらから、詳細を確認。
そうでないと、どの中国語教室に行こうともKちゃんに合った勉強方法が見つからないんじゃないかと思うのです。
お気づきの方もお見えかもしれませんが、この中国語学習計画を立てること。
中国語学習を継続することと同じくらい、とても大切です。
絶対にこれが答えです。
そう言い切れることばかりでは無いとは言え、ある程度の見通しを持つ事は、生徒自身はもちろん。指導者側にも非常に重要なことです。
そのため、ここには時間をかけること。結構大事です。
そんな話しもしながら、
Kちゃんに中国語の目標を聞いてみました
「お父さんと、中国語で話をしてみたい。」
けいちゃんの話によると、いつかは中国語を始めないといけない事は、頭ではわかっていたようです。
家では、簡単な中国語でお母さんと会話などもしてはいるのですが。どうしても、中国語を話していてもどんどん日本語になりがち。
親子間だと、よくあることですよね。
ついつい話やすい言語で、話をしたくなっちゃいますね。
そんな訳だったので、中国語でのあいさつを学習。
6つの中国語・あいさつ
この3つのあいさつは、Kちゃんは覚えていました。が、日常的にはどうしても日本語になってしまうとのこと。
今回は、小学5年生のKちゃんにはやや幼稚かとは思いつつ、このカードを使って中国語のあいさつを練習。復習といった感じでした。
予習として、今回学習したのは、下の3つ。
*「ありがとう」と言われたら、「どうしいたしましての不用谢。」
*夜寝るときに、おやすみだけではなく、「晩安」も言いましょう。
*悪かったな・・と思うことがあったら、「对不起。」
こんな、説明で短い中国語での挨拶・やりとりを学習。そして、習って楽しかったで終わらずに。。。
「今日から、この6つのあいさつは日本語、中国語で言うことにしたらどうですか?」
そう、かおり先生は声がけするとお母様も嬉しそうな表情をされていました。Kさん本人も、恥ずかしがりながらも納得して練習。
10までの数で足し算
10までの数を、中国語で発音。
覚えやすい方が良いと思って、片手を使った指し示しもしながら発音。幼児期に覚えた中国語での発音を思い出しながら、中国語で発音。
小さい数から、大きな数へ順番に発音したり、ランダムに発音したりとアソビ感覚で楽しむことができたところで、足し算に挑戦。
漢数字で書かれた足し算カードを使って、まずは基本から。
チョット、簡単すぎたかな?とは思いつつも、Kちゃんは素直なので、与えられた課題に対して常に真剣でした。その真面目さが、功を奏してか、ピンインの学習、中国の歌、文化についての話も自分のこととして捉えて話を聞くことができていた。学習する姿勢は、とても良いと感じました。
幼少期に触れた中国語の世界
幼児に、中国に行ったことがあった。その時の思い出は、楽しいものだった。
そう話をするKちゃんの表情はとても明るく、幸せそうでした。
幼児期の体験であったことが大きい、とわたしは感じました。中国語を少し話したりした経験は、少しブランクがあっても中国語を再開して聞いたり話したりするうちに、少しずつ思い出すのではないか?まして、「お父さんと中国語で会話がしたい」という目標があれば尚のことです。そして、その思いはわたしからKちゃんにしっかりと日本語で伝えました。
そうすると、大きく頷いていました。どうやら、体験レッスンで中国のこと、中国語のことを思い出す時間になったようです。
今後の中国語学習再開のきっかけになれば
体験レッスンでは、Kちゃんの中国語を話す声。そして、時々かおり先生のおもしろおかしい!?学習方法提案などによって、時々笑い声も発せられ、始終和んでいたように思います。
「中国語をみっちりやりましょう!」
と、ガツガツしすぎない程度に体験レッスンは終了しました。なぜなら、5年生という学年の児童に対して、ガツガツしても??となる可能性があるからです。
中国語学習って、楽しそうと思ってもらえることが重要です。当教室に、来てくれることとなればとても嬉しいことではありますが、どの教室に行ったとしても、中国語を継続的に学習できる。楽しく思えること。が重要なので今回は、中国語学習再開のきっかけとなれば・・というのがわたしの思いです。
幼児、児童(低学年)を対象にした中国語入門事業である、当教室に珍しく小学5年生の児童Kちゃんの来室。
現在、オンラインレッスン受講中の幼児、低学年の児童たちもいずれは成長してゆきます。高学年の生徒たちの、指導は現在模索中ではありますので、今回はとても良い学びとなりした。
ささやかながら、Kちゃんの中国語ライフを応援したいと思えた、体験レッスンでした。
数日後、お母様の方から、「2月からレッスンを始めたいです。 」と連絡がありました!まずは、Kちゃんの意向も聞きながら楽しく続けられるよう、頑張りたいです。